マンション屋上防水を修繕!費用、相場はどれぐらい?
マンションなどの屋上防水において、修繕作業を火災保険を活用して行うことができます。
この記事では、屋上防水の修理において火災保険が適用された実際の事例を交えつつ、
火災保険の基本や申請方法について詳しく解説していきます。防水修繕にかかる費用や相場についても
触れていきましょう。
・屋上防水の修繕が必要な理由、費用や相場など
・火災保険が適用された事例と申請方法
【火災保険を活用して】マンションの屋上防水修繕を解説
マンションの屋上防水を火災保険を活用して修繕するために、火災保険の基本的な部分から順に解説していきます。
屋上防水のダメージとその影響
屋上防水に生じるダメージは、小さなものであっても放置することは避けるべきです。放置すると、 ダメージは徐々に拡大し、最終的には雨漏りの発展につながる可能性があります。通常、建物は雨水が 入り込んでも影響を受けないように防水材で保護されていますが、その効果にも限界があります。 雨漏りは建物全体の耐久性を低下させ、寿命を縮めるだけでなく、室内のカビの原因ともなります。 特にRCマンションでは、雨漏りが室内に及ぶ場合、修理が複雑で高額になる可能性があります。
屋上防水の種類と工事費用の相場
建物の屋上防水には一般的に3つの施工法があり、それぞれの費用相場は以下の通りです。 シート防水: 7,000円〜12,000円/㎡ ウレタン防水: 8,000円〜12,000円/㎡ アスファルト防水: 12,000円〜14,000円/㎡ 価格は建物の構造や工事業者によって異なりますが、大きな金額の差はない傾向があります。 マンションの場合、高所作業が必要なため足場代が別途加算され、少なくとも100万円程度の修繕費が必要になります。 火災保険を利用する際には、修理の必要性や費用の見積もりを確認し、保険会社に適切な申請を行うことが重要です。
【火災保険で認定を受けられる】屋上防水の種類と事例
火災保険は、火災だけでなく自然災害による損害も補償対象となります。屋上防水の施工方法には3つの種類が ありますが、「シート防水」は台風などの強風による被害が起きやすい構造となっています。 シート防水は塩ビ製のシートを接着剤で貼り付けて水の侵入を防ぐものであり、強風でのめくれが課題とされています。 一方で、他の施工方法は台風や大雪に強く、火災保険での補償が難しい傾向があります。例えば、アスファルト防水は クラックが入ることがあるものの、主要部の損害ではないため、地震保険の適用も難しいです。
火災保険の特徴
経年劣化は対象外
火災保険は災害による損害を補償するため、経年劣化による壊れたものは対象外とされます。しかし、実際の破損箇所を 判断するのは難しく、例えば防水シートのめくれが経年劣化なのか台風の影響なのかを判別するのは建物に詳しくないと 難しいことがあります。専門家に診てもらうことがお勧めです。
請求は3年以内に
火災保険の請求期限は、損害を受けてから3年以内となっています。3年以上経過した損害は原因の特定が難しくなるため、 対象外となります。大きな台風が通過した後に点検し、早めに申請することが重要です。
申請は何度でもできる
火災保険は損害があれば何度でも申請できます。過去に申請した箇所でも、再度破損した場合は補償の対象となります。
保険を使っても保険料は上がらない
火災保険を申請しても保険料は上がりません。等級制度がないため、更新時に保険料のアップを気にする必要はありません。
【保険金の税金について】
マンション所有者は、法人として賃貸物件を所有することが一般的です。この場合、所得が発生するため課税の 対象となります。一方で、個人名義で建物を所有している場合は非課税の対象となります。保険金の使い道については、 火災保険で給付された保険金は特定の使途が指定されていないため、基本的に自由に使うことができます。 これは契約や法的な問題がない限り、修理や改修の他に貯蓄や娯楽にも利用できます。
【火災保険の申請方法】
火災保険の申請は、契約者本人が行う必要があります。申請の流れは以下の通りです。 保険会社に連絡 保険会社から申請書類が郵送される 必要書類を提出 保険会社による審査、鑑定人による調査 保険金の入金 申請には損害を証明する書類が必要で、具体的には保険金請求書、事故内容報告書、修理の見積書、自然災害を証明する 写真などが含まれます。申請後は保険会社の審査があり、鑑定人が損害箇所を現地で確認することもあります。 審査結果によっては認定額が減額されることもあります。
【火災保険申請サポートの活用】
火災保険の申請には専門業者がサポートしてくれる場合もあります。これには災害損害を証明する書類や見積書の作成 審査後の説明などが含まれます。専門業者の協力を得ることで手間がかからず、効率的に火災保険の申請ができます。
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まずは無料相談してみるまとめ
マンションなどの屋上防水は火災保険を利用して修繕することが可能です。特に「シート防水」で屋上防水が 施工されている建物は、火災保険の適用を受けやすいです。屋上防水の放置は建物の寿命を縮める可能性があるため、 定期的な点検と火災保険の活用を検討することが重要です。火災保険申請サポートを利用することで、 専門家の助けを得てスムーズな申請が可能です。