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価値の創造と挑戦

不動産業界から社会課題の解決へ

SENKO HONBU
2024.01.24

多くの人が火災保険の給付金を受ける資格があります。請求の際のヒントから留意すべき点まで詳細に解説

火災保険は、自然災害や室内の損傷など、さまざまな被害に対応する補償を提供しています。

しかし、「自分の保険が利用できることを知らなかった」という人が多く、実際に請求すれば100万円以上の給付金が得られる可能性もあります。

そういった火災保険に関する疑問もありますね。

「家には火災保険に入っているけれど、具体的に何が補償対象なのか分からない。」

「火災保険を利用したいけれど、どうやって請求すればいいのかが分からない。」

「火災保険の利用は複雑そうで、敬遠してしまう。」

こういった悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、これらの疑問について詳細に解説していきます。

この記事でわかること

火災保険の給付金とは具体的に何か?
どのような条件で給付金を受けることができるのか、またその金額の目安はどれくらいか?
給付金を請求するための具体的な方法と、請求時に留意すべきポイントは何か?
給付金の請求を自分でする場合にはどのようなデメリットがあるか?

目次

火災保険の給付金とは

火災保険の給付金とは、自然災害などで不幸にも被害を受けた場合に、保険契約者が保険会社に対して請求し、支払われる金額の
ことを指します。特に台風や大雪などの自然災害は、通常目にすることが難しい箇所での損傷が多いです。このような損害も含ま
れ、請求対象となる被害が存在するにもかかわらず、気付かずに請求を忘れてしまうケースが少なくありません。

火災保険の給付金は本当にもらえるの?対象となる為の条件は?

火災保険の給付金は本当に受け取れるのでしょうか?結論から言えば、多くの方がその可能性を秘めています。
事実、当社では年間5,000件以上の調査を通じ、築10年以上の住宅の約90%で火災保険の給付金請求が可能であることが判
明しています。驚くことに、自身で被害を認識していない方も多く、請求すると100万円以上の給付金を受け取ることがで
きるケースが数多く見受けられます。給付金を受けるための具体的な条件は主に以下の2点です。


自然災害などの補償が付いていること(これはほとんどの火災保険に適用)
対象となる被害を受けていること(自分が気づいていない被害も多数)


これらの条件について詳しく解説していきます。

自然災害などの補償が付いている

  1. 自然災害などの補償が付いている
    火災保険のほとんどには、最初から「風災」「雪災」などの自然災害による損害に対する補償が組み込まれています。
    興味深いことに、火災保険の支払い件数を見ると、火災よりも「風災」「雪災」などの自然災害による損害が圧倒的
    に多い傾向があります。以下は、火災保険の事故別の支払い件数ランキングです。
    
    
    火災保険 事故件数ランキング
    水災・風災・雪災など: 21,025件
    漏水などによる水濡れ: 4,057件
    不測かつ突発的な事故(汚損・破損など): 2,864件
    落雷: 2,810件
    建物外部からの物体の落下・飛来・衝突など: 1,719件
    盗難による盗取・損傷・汚損: 1,583件
    火災: 926件
    
    ※ランキングには地震保険の保険金支払実績は含まれていません。
    出典: 損保ジャパン 平成24年度個人用火災総合保険 保険金支払実績
    
    
    破損・汚損(突発的な事故)や地震保険など、任意の補償にも保険に加入されていれば、それにより対象となる
    可能性は一層高まります。

対象となる被害を受けている

被害の有無は物件ごとに異なります。

日本では年々台風が発生し、気付かないままで多くの住宅が風災などの被害を被っている実態があります。
一方で、メディアの影響で台風が屋根を吹き飛ばすようなイメージを持たれることもありますが、実際には軽微な被害
から保険の補償対象となることがよくあります。

ただし、経年劣化による被害は認められませんので、自然災害や事故などで急激に発生した被害が補償対象です。
経年劣化と自然災害の見分けは難しいため、専門家に調査を依頼することが重要です。特に築10年以上の建物は、何度も
自然災害の影響を受けており、見えにくい部分に被害が潜んでいる可能性が高まります。

多くの方が被害に気付かず、請求の機会を逃している状態です。個人での物件調査や事故原因の特定は難しいため、専門
家の協力が必要です。被害があれば、保険請求は加入者の権利です。火災保険の請求に関しては、弊社にお気軽にご相談ください。

火災保険請求時の給付金の予想額

火災保険の請求時、給付金の予想額が気になる方も多いでしょう。

火災保険には「民間保険」と「共済」の2つの大きなカテゴリがあり、これらは補償内容が著しく異なるため、それぞれ
について詳しく解説していきます。

ただし、被害の程度や状況によって給付金の金額は大きく変動しますので、提示する金額はあくまで参考程度となります。

 

民間保険のケース

民間保険のケースでは、補償内容や特約を個々に選択できるため、それによって給付金の額には個人差が大きく現れます。


一般的には、以下のような金額の範囲が見られます。

戸建て:50万円から150万円の範囲で給付金が支給されることが一般的です。
アパート・マンション:70万円から200万円の範囲で給付金が支給されることが多いです。


これらは一般的な目安であり、具体的な契約内容や被害状況によって異なります。したがって、実際の給付金の金額は契
約内容や被害状況によって大きく変動する可能性があります。

 

共済のケース

共済の場合、補償範囲が狭く、上限金額が低い傾向があります。そのため、民間保険に比べて給付金額が抑えられるこ
とがよく見受けられます。


具体的な給付金の範囲は以下の通りです。

戸建て:30万円から60万円の範囲で給付金が支給されることが一般的です。
アパート・マンション:40万円から60万円の範囲で給付金が支給されることがあります。


共済の場合、給付金の上限は通常60万円程度に設定されていることが多いです。特に自然災害に関する場合も、給付金が
制限されることがあります。

火災保険の給付金額はどう決まるの?

火災保険の給付金額は、主に以下の3つの要素によって決まります。


  1. ・保険の契約内容(補償内容)
  2. ・建物の種類や被害状況
  3. ・サポート業者のスキル
これらの要素は全てが給付金の決定において重要な役割を果たします。したがって、契約者はこれらの要素を理解し、慎
重に契約内容を検討することが重要です。

 

保険の契約内容(補償内容)

最初に注目すべきなのは、火災保険の補償内容です。

補償内容の違いにより、給付金額に大きな差が生じます。以下は主な違いの例です。


  • 自然災害の補償(風災・雪災など)
  • その他の任意の補償(破損・地震など)
  • 特約の付帯(臨時費用など)
  • 免責金額(自己負担額)
同じ被害に見舞われても、補償内容の差によって給付金が減額されたり、請求できない可能性も考えられます。

火災保険は広範な保障を提供する保険種別であり、その補償内容を慎重に選択することが重要です。したがって、保険料よりも
補償内容を重視して選ぶことが賢明です。

 

建物の種類や被害状況

被害の大きさが修理費用に直結するため、もちろん被害が大きいほど給付金額も高くなります。

同様に、同程度の被害があった場合でも、建物の大きさや被害箇所によって給付金額は変動します。

例えば、被害が屋根や雨樋などの高所部分に発生した場合、給付金額が高くなる傾向があります。これは足場代や作業の難易度
が高まるため、修理費用が増加するからです。

 

サポート業者のスキル

火災保険の請求は基本的にリフォーム会社や火災保険請求サポートなどの業者に依頼する必要があります。

業者のスキルによって、給付金額に変動が生じる可能性が高まります。以下はその一例です。


  • ・業者がしっかり被害を見つけてくれるか
  • ・補償内容を理解してサポートしてくれるか
    
    
    
これらの要素によって、業者による給付金の差が大きくなることがあります。火災保険請求においては、本当に理解のある業
者に依頼することが重要です。信頼性のある業者が被害を正確に把握し、適切なサポートを提供してくれることで、給付金の
増額やスムーズな請求手続きが期待できます

火災保険の給付金を申請することにデメリットはあるの?

火災保険の給付金を申請することには特にデメリットはありません。

被害が発見された場合は、ためらわずに積極的に給付金を請求することが重要です。

火災保険の給付金に税金はかかるのか?確定申告は必要か?

火災保険の給付金には、個人と法人で異なる税制が適用されます。具体的には以下の通りですので、ご自身の状況に応じて把握
しておくことが重要です。



  • ・個人の場合 → 非課税(確定申告は不要)
  • ・法人の場合 → 課税対象(確定申告が必要)
    
    
    
特に個人の場合は、給付金は非課税とされており、確定申告が不要です。これにより、受け取った給付金の使い道は自由となりま
す。しかし、法人の場合は課税対象となり、確定申告が必要ですので、事前に適切な対応を心掛けましょう。

 

火災保険の給付金はいつ支払われるのか?

火災保険の給付金は、一般的に請求してから受け取るまでの時間は平均的には1ヶ月程度かかります。ただし、保険会社の状況や現
地の確認が必要な場合などによって、最長で3ヶ月程度かかることもあります。

特に最近では、コロナの影響などにより、保険会社の対応が遅れるケースも増えています。

また、火災保険給付金の請求には「被害を受けてから3年以内」という期限があるため、被害が発生したらできるだけ早く調査を始
めることが重要です。

 

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火災保険の請求方法と手順と流れを解説します

火災保険給付金の請求手順は、以下の5つの流れになります。


  1. ・保険会社へ事故連絡をする
  2. ・工事見積書・被害写真などを用意
  3. ・保険会社へ必要書類の提出
  4. ・保険会社による審査
  5. ・結果の通知
    
    
    
これらの手順を順番に進めることで、円滑に火災保険給付金の請求を行うことができます。

保険会社へ事故の連絡をする

被害が発生した場合は、まずは保険会社や代理店に事故を受け付けるための連絡を行います。連絡先は主に保険証券など
に記載されています。

この際、担当者からは「事故日」「事故状況」などについての簡単なヒアリングが行われ、被害の概要を報告します。

その後、保険会社からは「保険金請求書」と「事故内容報告書」の2種類の書類が送付されてきます。これらの書類は、
給付金請求手続きのために提出する必要があります。

工事見積書、被害写真などの用意

次に、保険会社へ提出するために以下の2点を用意します。


  1. 修理見積書
  2. 物件と被害箇所の写真
    
    
    
これらの書類は一般的に、リフォーム会社や火災保険請求サポートなど、専門業者に依頼することが一般的です。

特に、火災保険請求サポートに依頼した場合、気付いていない被害の特定や、上記の書類作成などをプロにお任せできるため、
手続きが非常にスムーズに進みます。専門家のアドバイスを受けながら、的確な情報を整えることが大切です。

保険会社に必要書類の提出

保険金請求書と事故内容報告書に必要事項を記載し、それに加えて修理見積書や被害箇所の写真などの書類をまとめて、保険会社
へ提出します。

※ 火災保険請求サポートに頼んだ場合は、事故内容報告書については、専門業者が別途作成してくれることがあります。これによ
り、プロの手で適切な書類を作成し、保険会社への提出手続きがより効率的に進むでしょう。

保険会社による審査

提出された書類をもとに、保険会社が審査を行います。書類だけでは判断が難しい場合には、鑑定人による現地調査が必
要な場合があります。

結果の通知

保険会社からの審査結果が通知されます。認められた場合は、約1週間で指定の口座に保険金が振り込まれます。
一方で、給付金が減額されたり、否認された場合は、諦めて承諾するか、もしくは納得がいかない場合は追加書類の提
出が必要となります。

弊社は数多くの物件を調査し、お客様は平均100万円の給付金を受け取っています。個人では難しい物件調査から資料作
成などを徹底サポート致します。

火災保険の請求には請求期限(3年)があるため、できるだけ早くご相談いただくことが重要です。お気軽にご連絡ください。

火災保険給付金の申請に必要な書類の解説

先述の通り、火災保険の給付金請求には主に以下の4つの書類が必要です。



契約者が自分で用意する書類

  1. 保険金請求書:
    
    •    基本的な情報を記載する用紙
         氏名、住所、連絡先
    •    請求する火災保険の証券番号
    •    保険金の支払い口座情報など
      
      
    • 事故内容報告書:
      
    •    被害状況などを詳細に記載する用紙
         事故日、事故状況
    •    修理費用
    •    事故状況の図面など
    • 
      
    ※ 火災保険請求サポートの場合は別途作成してもらえる
    
    
    
    

業者に用意してもらう書類

工事の見積書:
    •    修理の内容と費用
         材料、工賃、人件費などの詳細
  1. 
    物件と被害状況の写真:
    •    対象となる物件と被害箇所の写真
         災害などで損害の出ている箇所
      
      これらの書類は契約者と業者の協力によって用意され、給付金請求手続きに必要です。 具体的な書類の書き方については
      後ほど画像と一緒に解説します。

 

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火災保険の給付金申請で必要書類の書き方

契約者が用意する「保険金請求書」と「事故内容報告書」の2つの書類の書き方を詳しく解説します。

特に「事故内容報告書」の内容は、火災保険の給付金請求の審査結果に大きく影響を与えます。

事故内容報告書には、状況や原因がはっきり分かるように、詳細に記入することが重要です。

 

保険金請求書の書き方

「保険金請求書」は、火災保険の契約者の基本的な情報を記入する書類です。

主に以下の項目が必要になります。


  1. 1:保険金を請求される方(被保険者)
    • 氏名、住所、連絡先を記入します。
    • 氏名の横に押印するのを忘れないように注意しましょう。
      
      
  2. 
    
  3. 
    
  4. 2:請求される保険
    • 請求される火災保険の証券番号を記入します。
    • 複数加入している場合は、全ての証券番号を記載します。
    • ※ 証券番号が不明の場合は、保険会社へ問い合わせれば対応してもらえます。
      
      
  5. 
    
  6. 
    
  7. 3:他社ご契約内容
    • 他の保険会社でも火災保険を契約している場合は記入します。
    • 複数加入していても、実際の損害額を上限にしか保険金が支払われません。
    • そのような場合には、それぞれの保険会社から按分された金額が支払われます。
      
      
  8. 
    
  9. 
    
  10. 4:保険金支払先
    • 保険会社が保険金を振り込む口座情報を記入します。
    • 「口座番号は右詰めで記入」など、細かい指示に関しては、各保険金請求書をご確認ください

事故内容報告書の書き方

「事故内容報告書」は、被害状況を詳細に説明する書類です。

主に以下の項目が必要になります。


  1. 事故の内容を記入する:
    • 被害が発生した際の状況をできるだけ詳細に記入します。
    • 根拠や状況の裏付けができる情報もできるだけ含めると良いです。
    • 入り切らない場合は別紙を使用しても問題ありません。
      
      
  2. 写真や資料の添付:
    • 被害箇所や事故の様子をできるだけ具体的に伝えるため、写真や関連資料を添付します。
    • 複数の角度からの写真や、事故の影響を示す資料があれば追加で添付しましょう。
      
      
  3. 補足説明:
    • 記入事項だけでなく、必要に応じて補足説明を行います。
    • 根拠の説明が難しい場合や、専門的な知識が必要な場合は、火災保険請求サポートを利用することを検討しましょう。
    • 請求のプロが被害写真や状況説明などの書類を作成してくれるので、簡単に請求することができます。
      
      
      
      被害箇所と修理費用:
      被害箇所と修理費用については、簡単に明記しましょう。
      修理費用は、信頼できる業者に見積もりを依頼し、その金額を正確に記入します。同じ金額を報告することで、一貫性が保たれます。
      
      事故状況の平面図:
      被害箇所を平面図にして記入します。被害の範囲を色分けや方向の記載などで視覚的に分かりやすく示します。
      
      
      これにより、保険会社が事故の状況をより具体的に理解できるようになります。

【必見】火災保険給付金の請求で留意すべき3つのこと

火災保険給付金を請求する際には、以下のポイントに留意することが重要です。これにより、請求漏れを防ぐだけでなく、スムーズな給付金認定
につながります。

  1. ・専門家に依頼する 火災保険の給付金請求は専門知識が必要なプロセスです。被害の特定や事故内容の正確な報告など、専門家のサポート
    を受けることで、的確な請求が可能です。専門の火災保険請求サポートを活用しましょう。
    
    
  2. ・代理店を通さない 代理店を通すと、情報伝達が煩雑になり、請求が滞る可能性があります。直接保険会社と連絡をとり、自分の意思を明
    確に伝えることで、円滑なコミュニケーションが確保されます。
    
    
  3. ・鑑定人の否定的な言葉に納得しない 鑑定人の意見が否定的でも、必ずしも諦める必要はありません。状況によっては鑑定結果を争うこ
    とも可能です。強気で交渉する姿勢を持ち、正当な請求ができるよう努めましょう。
    
    
これらのポイントを押さえておくことで、火災保険の給付金請求がよりスムーズに進むでしょう。

火災保険給付金の請求で減額された場合の対処方法

火災保険の給付金請求は、認められない、または予想よりも減額されることがあります。保険料の高い支払いに対して不満がある場合、以下
の3つの対処方法が考えられます。


  1. ・追加書類を提出する
    • 追加の書類や証拠を提出して、被害状況や請求内容をより詳細に裏付けましょう。特に、修理見積書や追加の被害写真などが有益です。
      
      
  2. ・お客様センターに相談する
    • 保険会社のお客様センターに直接問い合わせて、減額の理由や対処方法を確認しましょう。担当者と対話することで、誤解が解け
      る場合もあります。
      
      
  3. ・そんぽADRセンターに相談する
    • そんぽADRセンターは、紛争を解決するための専門機関です。保険会社とのトラブルを解決するために、ADRセンターに相談するこ
      とができます。適切なアドバイスを受けることで、問題解決に向けて進展させることができます。
      
      
      
これらの対処方法を検討し、保険金の適正な支払いを確保するよう努めましょう。

 

個人で火災保険の給付金申請を行うのは難しい?

火災保険の給付金申請は、専門的な知識が必要な要素が多く、自分で全てを行うことは非常に困難です。

実際に、多くの方が以下のような問題に直面しています。


  • 経年劣化と言われた:
    • 自分で請求しても、被害が経年劣化だと認定され、給付が難しいケースがあります。
      
      
  • 理屈を証明してほしいが難しい:
    • 請求に際しては、専門的な理屈や証明が求められることがあり、個人では難しい場合があります。
      
      
  • 代理店に請求の連絡をしたら急に対応が悪くなった:
    • 保険会社は利益追求が主な目的であり、給付金請求には慎重に対応する傾向があります。
      
      
      
保険会社は利益を確保する企業であるため、個人での給付金請求には多くの難しさが伴います。そのため、専門家のサポートを得るこ
とで、スムーズな請求や適正な対応を期待できます。

事故日や事故原因の証明が必要

火災保険の査定は、通常、保険会社が委託した「鑑定人」によって行われます。

この査定の際、結果がほぼ決まるのですが、鑑定人は保険会社の報酬を受け取りながら調査を行います。そのため、鑑定人のクライアント
は加入者ではなく保険会社となります。

この状況から鑑定人が中立的であると期待するのは難しく、否定的な結論が出ることもあります。鑑定人に対しては、具体的な根拠や説明
が求められます。

例えば、なぜこの日が事故日なのか、事故の原因が何なのか、といった理屈での説明が必要です。しかし、これらの情報を十分に理解し、
鑑定人に適切に説明することは、多くの加入者にとって難しいものと言えるでしょう。

火災保険の請求は、加入者が非常に不利な状況にあると考えられ、事故の状況や原因をしっかりと証明することが求められます。

工事とセットの契約になる

「自分で請求=リフォーム会社へ依頼」となる場合、基本的には工事契約が前提となり、この形態には以下のデメリットが考えられます。

  1. 給付金は全額工事に使われる(使い道が選べない):
     本来、受け取った給付金の使い道は自由です。貯金や趣味に使ったり、一部
    だけ修理に使ったりと選ぶことができます。しかし、リフォーム会社へ依頼した場合は、基本的に工事契約がセットになります。そ
    のため、給付金は全額工事に充てられ、自分で使い道を選ぶことが難しくなります。特に保険工事は通常より高額な見積もりが提示
    されることがあるため、注意が必要です。
    
    
  2. 給付金が下りない時に追加費用や違約金がかかる :
    火災保険は「請求金額=認定金額」とは限りません。例えば、100万円請求し
    ても、減額されて30万円の支払いなどがあります。つまり、工事とセットの契約の場合、想定していた給付金が認められなかった
    場合に、追加費用が発生する可能性があります。また、キャンセルすると高額な違約金が請求される可能性もあるため、注意が必要です。

火災保険の給付金申請と工事は別で考える

上述の問題やトラブルを回避するためにも、「給付金の請求と建物の工事は別で考える」というアプローチが賢明です。

まず、火災保険の給付金を確実に受け取るために、火災保険請求サポートなどの専門機関を活用し、給付金が認定されることを優先さ
せましょう。この段階で確定した給付金額を予算として、工事業者を慎重に選定することは、余計なトラブルを回避する一助となります。

もちろん、急いで工事を進めなければならない場合でも、給付金の確定額を予め知っておくことで、工事の進行や費用の見積もりがスム
ーズに進みます。この方法は、給付金の使い道を自由に選ぶメリットも提供しています。給付金の確保と工事の計画は同時進行する必要
はなく、段階的に進めることでより効果的な対応が可能です。

 

火災保険請求の詐欺(違法)業者に注意

前述の通り、給付金の請求には火災保険請求サポートの活用がお勧めされます。ただし、中には虚偽の申告や嘘の実績で集客する悪質な
業者が存在します。


以下に、そのような業者の特徴に注意が必要です。


  1. 手数料が高すぎる(40%以上): 
    合理的でない高額な手数料を請求する業者は注意が必要です。
    
    
  2. HPがない(情報が極端に少ない): 
    信頼性が低く、情報が不足している業者には注意が必要です。正規の業者は適切な情報を提供します。
    
    
  3. 訪問営業やテレアポをしている業者:
     突然の訪問や電話勧誘には慎重に対応しましょう。信頼性のある業者は積極的な勧誘を行いません。
    
    
  4. 工事契約がセットの業者: 
    給付金請求と工事契約がセットになる業者には注意が必要です。給付金の使途を選ぶ自由が奪われる可能性があります。
    
    
    
火災保険の請求は業者によってスキルに差があるため、信頼性と実績のある業者を選ぶことが重要です。しっかりと確認し、慎重に選
定しましょう。

よくある火災保険給付金の申請事例を紹介

火災保険での給付金請求にはさまざまな事例があります。以下は、分かりやすい例を挙げてみましたが、実際にはこれ以外にも様々な
被害が対象となります。


  1. 自然災害による被害: 地震、台風、豪雨などの自然災害によって発生した被害は、火災保険の対象となります。建物や家財が
    損傷した場合、給付金が請求できます。
    
    
  2. 突発的な火災: 落雷やガス漏れ、家電の故障などが原因で発生した火災による被害も保険対象です。火災保険は突発的な事故
    にも対応しています。
    
    
  3. 水漏れや漏水による被害: パイプの破裂や水道設備の故障による水漏れや漏水被害も火災保険の対象です。床や天井、家具
    などが損傷した場合、給付金を請求できます。
    
    
  4. 盗難による損害: 窃盗や強盗被害も保険の対象です。被害が確認された場合、盗難に遭った財産の価値に対応する給付金を
    請求できます。
    
    
    
被害の大きさよりも、事故の原因や被害が突発的であるかどうかが重要です。火災保険は予測できない事態に対応するため、さま
ざまなケースに対応できるようになっています。



まとめ:火災保険給付金の請求サポートなら弊社へご相談を

今回は、火災保険の給付金に関する詳細な情報をご紹介しました。



ポイントまとめ:
  1. ・築10年以上の建物は多くのケースで給付金が期待できます。
  2. ・個人での給付金請求は根拠の証明が難しく手間がかかります。
  3. ・火災保険請求サポートを利用すれば、面倒な手続きを専門家におまかせできます。
  4. ・「火災保険の請求」と「建物の修理」は別に考え、トラブルを回避しましょう。
    
    
    
火災保険は多岐にわたる被害に対応する補償があります。しかし、その詳細な補償内容を知らないままでは、請求を逃すことがあります。

特に築10年以上の物件では、様々な被害が見つかり、給付金が期待できることが一般的です。まだ火災保険を利用したことがない方は、一
度専門業者に調査を依頼してみることをお勧めします。弊社では経験豊富な専門家がサポートし、スムーズな給付金請求を実現します。

 

フルバックSENKOGROUPでは、年間3,000件の物件調査をしている火災保険申請サポート業者です。
ご相談いただくことで、申し出ていただいた被害箇所はもちろん、家全体の他の被害も漏れなく調査をいたします。

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    【連絡先】

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    組織・体制

    当社は、望月義之を個人情報管理責任者とし、個人情報の適正な管理および継続的な改善を実施いたします。

    本方針の変更

    本方針の内容は変更されることがあります。

    変更後の本方針については、当社が別途定める場合を除いて、当サイトに掲載した時から効力を生じるものとします。