2024.01.24
火災保険の見積もりを取得する際の留意点と選ぶべき会社について説明
火災保険を利用して損害を申請する場合、修理に必要な見積書は欠かせません。
この記事では、火災保険の損害申請において不可欠な見積書の作成を委託する際の留意点と、適切な会社の選定について説明します。
この記事でわかること
・火災保険の損害申請時に見積もりを入手する際の留意点
火災保険損害申請において選ぶべき適切な業者について
損害を申請する際に見積もりを取得する際は、いくつかのポイントに留意する必要があります。火災保険の申請に伴う修理に必要 な見積書は欠かせないものであり、保険会社も専門家が集まるプロのチームを有しています。そのため、見積もりを取得する際に は以下の点に留意しておくことが重要です。
価格競争が売りの工事業者は選ばない
価格競争が売りの工事業者は選ばない方が賢明です。 その理由は、安さを強調する業者が実際には低品質な部材を使用している可能性があるからです。 安さをアピールする業者は、補修で事足りる箇所をできるだけ補修にとどめ、部材の量を最小限に抑え、その結果として価 格を抑制しようとします。しかし、このような手法は最終的には修理の品質に影響を及ぼす可能性があります。 保険会社は、適正な価格で提供される修理には認める傾向があります。したがって、業者の選定においては、安さだけでな く、品質や信頼性も考慮することが肝要です。格安を謳う業者に頼まず、修繕作業において適切な見積もりを提供してくれ る信頼できる業者を検討することが重要です。価格だけでなく、修理の品質にも注意を払い、慎重に業者を選ぶことが、円 滑な損害処理の鍵となります。
値引きの交渉を避けるべき
工事費用を最小限に抑えたいという欲求は理解できるものですが、値引きの交渉を行うと、工事費用が削減されるため、保 険請求の際に受け取る金額も当然に低くなります。 さらに、値引きの要因として、使用する部材を安価なものに変更する可能性も考えられます。この結果、工事を行う業者が 提供する見積もり額が安価になるだけでなく、保険金の請求額も低減してしまいます。その結果、修理に必要な資材や手間 が不足し、十分な修繕が行えない可能性が高まります。 安く工事を請け負う業者と同様に、値引きにより保険金の額が減少してしまうことを避けるためには、値引きの交渉を行わ ず、適正な見積もりを提供してくれる信頼性のある業者を選ぶことが肝要です。修繕の品質を確保するためには、見積もり の内容に納得した上で契約を進めることが重要です。
損害箇所以外の見積もりは控える
火災保険の申請に使用する見積もりを取得する手順
見積書の作成は、修理が必要な箇所の部材や人件費などが詳細に記載されているため、専門の業者に依頼することが必要です。
見積もりを取得するだけであれば、地元の工務店やリフォーム会社に頼むことができる
地元に馴染みのある業者が手頃で信頼できる場合は、直接依頼することで見積もりを取得することが可能です。しかし、馴 染みのある業者が見つからない場合や複数の選択肢を比較したい場合は、インターネット上で無料見積もりを提供するサイ トを活用することもあります。これらのサイトでは、申し込みをすると地域の複数の業者を紹介してくれるため、簡単かつ効 果的に見積もりを取得できます。 どちらの方法を選択するにせよ、信頼性の高い業者を選び、申請に使用する見積もりを適切に取得することが重要です。見積 もりの内容が保険会社の要件に合致していることを確認することも忘れずに行いましょう。
火災保険の申請には見積もりだけでは不十分
火災保険の申請、どこに依頼すればいいのか
火災保険の申請をする際、依頼できる主な2つの形態の業者が存在します。 ・工事業者やリフォーム会社 ・火災保険の申請サポート会社 それぞれの形態の業者の特徴を詳しく解説いたします。
地元の工務店やリフォーム会社に火災保険の申請を依頼する場合
地元の工務店やリフォーム会社に火災保険の申請を依頼する場合、業者の中には保険手続きから工事までトータルでサポー トしてくれるところもあります。 このような工事業者に火災保険の申請を頼むメリットは、見積もりだけでなく、自然災害による損害を示す報告書の作成ま でを一括して行ってくれることです。これにより、手続きが簡単になります。 ただし、このアプローチにはいくつかのデメリットが存在します。 火災保険が専門でない可能性: 工事業者が火災保険の専門家ではないため、詳細な知識が不足している可能性があり、認定金額が少なくなる可能性があり ます。 申請額と認定額の一致しない可能性: 火災保険の申請額と実際の認定額は一致しない可能性があります。認定額を決定するのは保険会社であり、工事業者による 主張通りになるわけではありません。 低い認定額でも工事が必要: 認定額が低くても工事が必要になる可能性があります。その際、不足分を自費で補うか、違約金を支払って工事をキャンセ ルする必要が生じます。 手続きが簡単である反面、工事が前提になっているため、後々保険の認定額によってトラブルが生じる可能性があります。元 々自費で修繕を検討しており、保険を活用する際に補助的に使いたいと考えている場合は、工事業者に全てを委ねることが合 理的な選択となります。
火災保険申請サポート業者へ依頼する場合
火災保険の申請は、複雑で様々な書類が必要であり、保険会社の審査も厳格です。そこで、専門的な知識を持つ火災保険申請 サポート業者が存在します。 この種の業者の役割は、保険の専門家として、できるだけ多くの保険金を認定してもらうことです。業者は保険金の受け取り までをサポートし、その後の工事には一切関与しません。このため、保険金を受け取った後に工事の依頼ができ、事前に予算 が把握できる状態で工事に着手できます。 保険を使って手出しを増やしたくない場合や、未確定な要素を抱えたまま工事の依頼をするリスクを避けたい場合は、火災保 険の申請サポートを活用することがメリットとされます。 ただし、デメリットとしては、工事業者と火災保険の申請サポートとのやり取りが必要で手間がかかり、工事の着工までに時 間がかかる可能性があります。しかし、保険の使用額が未確定のまま工事を進めるリスクを考慮すると、火災保険のサポート を利用する方がストレスが少ないと言えるでしょう。 火災保険の申請サポート会社を選ぶ際のポイントについては、詳細は以下の記事をご参照ください。
まとめ
このコラムでは、火災保険の申請時に不可欠な見積もりの入手方法について詳しく解説してきました。 火災保険の申請においては、修理の見積書が必須ですが、これだけでは保険の認定を得ることはできません。なぜなら、火災 保険は災害に対する補償を提供するものであり、その損害が実際に発生したことを確認する必要があるからです。 したがって、火災保険を申請するには、専門の業者に依頼することが必要です。主な選択肢としては、工事やリフォームを手 がける業者と、火災保険申請サポートが挙げられます。これらのいずれかを利用しない限り、保険金の受け取りは難しいでし ょう。 自己負担を最小限にとどめ、保険を有効活用したいと考えるなら、工事業者に全てを委託することが手っ取り早い方法です。 ただし、家の修理には高額な費用がかかるため、少しでも手出しを抑えたい場合は、火災保険申請サポートに依頼して受け取 った保険金を元に工事計画を進める方が経済的です。 この記事が、あなたの状況に合った選択をする上での参考になれば幸いです。弊社は、火災保険の申請サポートを専 門としており、平均給付額が業界最高水準であり、年間調査件数や保険認定率も高水準です。 無料で相談や建物の調査を行っていますので、お困りの場合は下記のフォームからご相談ください。
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