2024.01.11
火災保険を利用して給付金を得る際のデメリット
まず、結論から言えることは、火災保険の給付金を請求すること自体には特にデメリットはありません。
給付金はもらわないこと自体がデメリットと言えるでしょう!
しかし、いくつかの注意点が存在するため、これらに留意することが重要です。
この記事でわかること
・火災保険を使うデメリットがない理由
・火災保険を使う際の注意点
結論】火災保険の給付金(保険金)を受け取る際のデメリットはありません
最初に述べた通り、火災保険を利用して給付金を受け取ることには特にデメリットはありません。 被害がある場合、火災保険を使用しない理由がないため、躊躇する必要はありません。具体的な理由を以下に分けて解説します。
理由1
何回使っても保険料は上がらない 火災保険は他の保険と異なり、使用しても保険料が上昇することはありません。 被害が発生しても何度でも繰り返し利用できます。ただし、一部例外があるため、後ほど詳しく解説します。
理由2
給付金(保険金)の使い道は自由 得られた給付金の使い道は契約者の自由です。修理やリフォームに限らず、 貯金や趣味に使用することも可能です。柔軟性があり、契約者が自分のニーズに合わせて利用できます。
理由3
請求期限は3年 火災保険の請求期限は3年と定められています。被害が発生してから早めに申請を行わないと、 給付金を受け取り逃す可能性があります。また、時間が経つほど事故原因の特定が難しくなるため、審査が厳しくなります。 即座に申請を行うことが重要です。
【注意点】火災保険の給付金を受け取る際の注意点
火災保険の給付金を受け取る際にはいくつかの注意点があります。 |
契約終了の可能性
一度の支払いが保険金額の80%以上に達すると、火災保険の契約が終了します。 全額支払われた場合は、新たに契約を結ぶ必要があります。
不正請求には厳正な対応
虚偽の情報や保険金詐欺は絶対に行わないようにしましょう。 不正が発覚すると、給付金支払いが拒否され、法的な措置が取られる可能性があります。
信頼性のある業者の選択
火災保険の申請をサポートする業者も存在しますが、信頼性が重要です。虚偽の申請を促す業者には注意が必要です。 信頼できる業者を選ぶために、選定時のポイントを確認することが大切です。 火災保険を利用する際は、これらの理由や注意点を把握してスムーズな手続きを心掛けましょう。
【火災保険の申請回数制限について】
火災保険の申請回数には基本的な制限がありません。通常、建物が完全に壊れない限り、何度でも申請することが可能です。 しかし、複数回の申請を考える際には、いくつかの要因が影響を与える可能性があります。 以下に、同じ箇所に対する複数回の申請が可能なケースと難しいケースを解説します。
【申請箇所が異なる場合】
同じ箇所に対する申請がない場合、例えば雪の影響で雨樋が損傷し、その後台風で瓦が飛んできて再び異なる箇所に 損害が生じた場合、それぞれの箇所に対して申請が可能です。
【申請箇所が同じ場合】
同じ箇所に対する複数回の申請に関しては、いくつかの要因が考慮されます。 申請できるケース: 過去に同じ箇所に対する申請があり、修理を施していた場合、再び同じ箇所が損傷しても申請が可能です。 例)雨樋が雪で損傷し、火災保険を利用して修理。その後、台風で再び雨樋が損傷した場合、再度申請可能。 申請できないケース: 過去に同じ箇所に対する申請があり、修理をせずに放置していた場合、再び同じ箇所が損傷しても申請が難しいです。 例)雨樋が雪で損傷し、火災保険を利用せずに修理をせずに放置。その後、台風で再び同じ箇所が損傷した場合、 再度の申請は難しい。
【結論】
同じ箇所に対して再度申請できるかどうかは、修理の有無が大きな要因となります。修理を施した場合は再度の申請が 可能ですが、修理をしなかった場合は難しい場合があります。そのため、保険金を受け取っても損傷箇所は放置せず、 最低限の修理を検討することが重要です。